2018/05/01

4月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1973
ナイス数:25

収容所群島 4―1918―1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-10)収容所群島 4―1918―1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-10)感想
「収容所はその従順な奴隷労働とその廉価さのために、二度と繰り返せないくらい有益なものだったのだ。いや、廉価のためというよりも、むしろまったく無料のためであった・・・・・」
アンナ・ペトローヴナ・スクリプニコワは言う「いえいえ、そういうわけにはいきませんよ!それぞれの罪に対して責任をとらなければならないんです!無実の罪で死んだ何百万人もの人びとに対していったい誰が責任をとるのですか?死んだスターリンですか?銃殺されたベリヤですか?それなのに、あなたは政治的に出世をするというのですか?」
読了日:04月30日 著者:アレクサンドル・ソルジェニーツィン
収容所群島 3―1918―1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-9)収容所群島 3―1918―1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-9)感想
「結局のところ、すべての計算をしてみるとゼロである。そのために二十五万のひとが生命を失ったのだ。」
「・・・もし私が今日生きているなら、それはあの晩、私の代わりに別の誰かが銃殺されたおかげである。・・・・」
読了日:04月24日 著者:アレクサンドル・ソルジェニーツィン
収容所群島 2―1918―1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-8)収容所群島 2―1918―1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-8)感想
「・・・はかないものを・・・財産や地位を追い求めてはいけない。そうしたものは何十年も神経をすりへらしてやっと手に入るものだが、一夜にして没収されてしまうのだ。」
読了日:04月18日 著者:アレクサンドル・ソルジェニーツィン
収容所群島 1―1918ー1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-7)収容所群島 1―1918ー1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-7)感想
「では、私たちはどうすればいいのか?・・・・・いつの日か私たちの子孫は、私たちの何世代かを骨抜きの世代と名づけるだろう。・・・・・」スターリンとその取り巻きが行った恐ろしい行為に抗うこともなく、いつまでも従い続けたのはどうしてだろう?その答えは?
読了日:04月01日 著者:アレクサンドル・ソルジェニーツィン

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