2019/04/20

続 絵日記

 仕事が遅くまでかかり、薄暗くなってから愛犬コロと散歩に出かけた。しばらく歩くと、大声で呼びかけられた。里帰りしている絵日記が苦手な老婆ではないか!古希のお祝いの連絡がきてるが、参加するのか?という用件だった。絵日記を見せてくれ、と言われたらちょっと困る。

 同窓会などというのは、社交ダンスと同じく、嫉妬の温床と言われてるらしい。そんなことに神経をすり減らすより、他にやることがあるのではないか?例えば・・・ 

2019/04/17

絵日記が苦手

 小学生の低学年の長期休みの宿題といえば、代表的なのは絵日記だった・・・
 休みが終わる2、3日前 になると必ず定期便のようにやってくる同級生がいた。「絵日記を見せてほしい」といつもオウムのように繰り返す彼女に、代わりに、※※※※を見せてくれとは言わなかったが。(そんなことを言ったのは、一つ年下の女の子にだったが、もう死んでいるので、差し支えないだろう。その彼女の数奇な運命は後日。)
 絵日記では天気を記録するので、毎日描いていないとわからなくなってしまうから。新聞などとっている家庭もほとんどなかったので・・・
 宿題の主旨は、毎日机に向かってほしいことだったのに、そんなことを気にかけることもなく すくすく育った彼女は、その後10歳くらい年上(騙された。本人談)の旦那と結婚して、今は幸せに暮らしているらしい。絵日記をつけることは忘れても、それ以外のことは、抜かりなく遂行してたらしい。

2019/04/11

思い出すこと

 机のなかを何気なしに覗いてみると、手帳サイズのノートがあった。それは、毎日どのくらい勉強したか記録するものだった。彼女のそのノートには、「忘れた」という記述が多かった。勉強を忘れる???
 中学三年のときは、通常の授業が終了してから、先生たちの好意?で補習授業をおこなっていた。その際、直近の試験の成績順にクラス分けするので、教室が変わったり、成績順に並ぶので、教室が変わらなくても普段の自分の席に着くことは、ほとんどないといってよかった。そういうわけで、勉強を忘れるくらいの彼女は、自分の日記を置き去りにしたのだろう。彼女は存命なのだろうか?生きていれば、今年※※歳のはず・・・※※※歳ではないだろう。

2019/04/03

令和??

 茨城県東海村の親の家でピアノ教師をしていたが、物足りなくなったのか、東京に出て人気歌手のバックダンサーなどをやり始めたらしい。その後、私生児を産んだ。男の子だった。わたしの従妹で、名前は令子!
  続く

 先ほど、本人から連絡がありました。令子じゃなく玲子だと…いずれにせよ、レイコであることに変わりはないと思います。

「君はぼくにあこがレイコ」

2019/04/01

3月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3900
ナイス数:53

新装版 火神被殺 (文春文庫)新装版 火神被殺 (文春文庫)感想
《未経験では容易に踏みこめないことでも、遠い過去の経験が実行を安易にするのだろうか。》=「恩誼の紐」/「おそらくは彼女自身が隠れた贈り物をもらった記憶を持っているのではなかろうか。野田は感情の色を湛えた眼で、若いときはさぞ美しかったに違いない婦人の顔を見つめた。」=「葡萄唐草文様の刺繍」/「刑事の自信たっぷりな経験的カンほど誤り多く、偏見の強いものはない。」=「奇妙な被告」/他、表題作と「神の里事件」
読了日:03月30日 著者:松本 清張
ゼロの焦点 (新潮文庫)ゼロの焦点 (新潮文庫)感想
昭和33年、戦後13年たってもその傷は癒えず・・・・「こんなはがきを寄こすだけでも、エミーは気立てのいい子なんですよ」「・・・あれから十三年経った現在、当時、二十歳ぐらいの彼女たちも、もう三十二三です。今、どうしているんでしょうね?」
読了日:03月26日 著者:松本 清張
内海の輪―松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫)内海の輪―松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫)感想
「だが、その代わり、いまの美奈子には中年の成熟があった。腐りかけた果実にも似たその成熟は、男に暴力的な欲望を引き出す甘酸っぱい頽廃をもっていた。・・・」肉欲に溺れた中年男女の行く末は?=表題作/他一編。
読了日:03月23日 著者:松本 清張
黒い画集 (新潮文庫)黒い画集 (新潮文庫)感想
「・・・一個人の力では組織の中で権力を握り金力を持っている常務には歯が立たないというのか。・・・」=寒流/心優しい殺人者とは?=紐/騙す女が悪いのか?だまされる男が阿呆なのか?「愛人の家で死んだ当人は幸福なのか、不幸なのか警部補はちょっと考えてみたが、分からなかった。」=坂道の家/など、「天城越え」以外は、男女の不倫からおきた事件を描いている。全七編。
読了日:03月22日 著者:松本 清張
表象詩人 (文春文庫 106-24)表象詩人 (文春文庫 106-24)感想
「・・・この家の門が静かな通りから見えてくると、胸がときめいたものだった。希望のない、暗かった青春にこの家はわたしの唯一の光であった・・・」小倉での出来事は、「半生の記」という著者の自叙伝よりこちらのほうが本当らしく見える。そもそも自叙伝に本当のことを細大漏らさず書けるだろうか?=表題作。と「山の骨」の2編。
読了日:03月17日 著者:松本 清張
弱気の虫 (文春文庫)弱気の虫 (文春文庫)感想
世間知らずで、心貧しい公務員が巻き込まれた悲劇を描いた表題作。他、素人俳人たちの二人が巻き込まれた殺人事件を読み解く。=「二つの声」
読了日:03月15日 著者:松本 清張
突風 (中公文庫)突風 (中公文庫)感想
「‥傍からみて馬鹿だと思うくらいの人々がだまされるのはやはり人間の本性が欲でできているからでしょう。」=金庫。/「旦那の浮気は突風?」=突風。/「・・だが、居間に置いてある時計がいけなかった。・・」=結婚式/「恩を売って、女房を弄んで殺すー、もう恩人でも主人でもない、畜生だ」=「静雲閣」覚書/等、七編。
読了日:03月14日 著者:松本 清張
アムステルダム運河殺人事件―松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫プレミアム)アムステルダム運河殺人事件―松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫プレミアム)感想
私立探偵二人?が、バラバラ殺人事件の真相を暴く。
他、ゴルフの聖地セントアンドリュースでの殺人事件をひもとく?
読了日:03月10日 著者:松本 清張
松本清張傑作選 暗闇に嗤うドクター―海堂尊オリジナルセレクション (新潮文庫)松本清張傑作選 暗闇に嗤うドクター―海堂尊オリジナルセレクション (新潮文庫)感想
採銅健也は思う。「あの女に遇わなければよかった・・・」
など、全6編。
読了日:03月07日 著者:松本 清張
松本清張傑作選 戦い続けた男の素顔―宮部みゆきオリジナルセレクション (新潮文庫)松本清張傑作選 戦い続けた男の素顔―宮部みゆきオリジナルセレクション (新潮文庫)感想
「・・・夜が怖い、という教授の怯えは、中庭を往復するスリッパァのひそやかな音だったが、・・・」
「・・・境涯の違いが、一人は恵まれた環境に置かれ、一人は卑屈感と貧乏とにまみれて一生をすごさなければならなかったという運命的なことを言いたかったのです。」
「空虚と孤独の頃が失った宝石のように思い返された。・・・」
など12編。
読了日:03月04日 著者:松本 清張

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