2018/08/03

7月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1939
ナイス数:27

燃えあがる緑の木〈第2部〉揺れ動く(ヴァシレーション) (新潮文庫)燃えあがる緑の木〈第2部〉揺れ動く(ヴァシレーション) (新潮文庫)感想
ギー兄さんの父である総領事が死んだ・・・「まだ不信仰の者が、ついに不信仰だった者のために祈るわけだ。それからザッカリーの指揮する娘さんたちのコーラスで、ギレアデには慰めの、癒しのパーム(薬)がある、と歌ってもらいたい。」オセッチャンの息子?である真木雄は、中学生の女子2人を妊娠させたが、・・・・。そして、語り手であり、ザッカリー・K・高安と性交した両性具有者サッチャンは・・・
読了日:07月29日 著者:大江 健三郎
燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫)燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫)感想
ギー兄さんはカジに向かって言う。「---永遠と対抗しうるのは、じつは瞬間じゃないか?ほとんど永遠にちかいほど永い時に対してさ、限られた生命の私らが対抗しようとすれば、自分が深く経験した、一瞬よりはいくらか長く続く間の光景を頼りにするほかないのじゃないか?」
ギー兄さんと性交した のち、両性具有者サッチャンは言う。「---ギー兄さん、あなたを「救い主」にする協会を「屋敷」に建設しましょう。まず「救い主」と、信仰する者ひとりというかたちで・・・・」          
読了日:07月17日 著者:大江 健三郎
懐かしい年への手紙 (講談社文芸文庫)懐かしい年への手紙 (講談社文芸文庫)感想
ノーベル賞対象作。「・・・・自分がギー兄さんの根拠地に加わっていたとしたら・・・・あのねがいが実現して、もう小説に心をわずらわされることなく静かにみちたりた生涯を送りえたのではないかと・・・・」
「・・・・・いまもそれを待っているままのように思うのに、気がついてみると谷間も「在」も変わったし、森の眺めまでも変わってしまって・・・・・ギー兄さんは癌の手術を受けているんだわ。Kちゃんも私も年をとったね。寂しいわ」ギー兄さんと僕(Kちゃん)の二人で一人の物語。ギー兄さんが死んで、妊娠した?オセッチャンは?
読了日:07月09日 著者:大江 健三郎
宙返り 下  講談社文庫 お 2-10宙返り 下  講談社文庫 お 2-10感想
「---チェルノブイリ以後も、この国には原発の大きい事故はありえない、政府も電力会社も宣伝しています。NHKはじめ新聞も同調している。原発の事故が重大なものになることはまあないだろう、とナショナルコンセンサスができあがった国じゃないでしょうか?」しかし、2011年3月原発事故は起きた。「小説家の私の兄は、人間のやることはたいていのものが、わずかにズレをふくんだ繰り返しだ、と書いたことがあります。単なる繰り返しじゃない、ということです。」「古い人」は死んでしまうが、「新しい人」に未来を託そう。
読了日:07月01日 著者:大江 健三郎

読書メーター

2018/07/30

2018/07/29

夏本番

欅の幹に、油蝉が、1匹2匹3匹4匹5匹6匹‥

1頭2頭3頭4頭5頭6頭!

2018/07/24

2018/07/23

2018/07/01

6月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:878
ナイス数:12

宙返り 上  講談社文庫 お 2-9宙返り 上  講談社文庫 お 2-9感想
「---反キリストが現れて、世界の終わりの到来を示すための「宙返り」なのだと・・・・」地下鉄サリン事件以後の新興宗教の行く末は?同性愛カップルの性描写が生々しい!
読了日:06月17日 著者:大江 健三郎
殺人行おくのほそ道(下) (講談社文庫)殺人行おくのほそ道(下) (講談社文庫)感想
トリカブトによる殺人は、この後数件発生した。有名なものでは、K谷某による3件の殺人。他、「本庄殺人事件」が記憶に新しい。
読了日:06月02日 著者:松本 清張

読書メーター

2018/06/01

5月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1271
ナイス数:23

殺人行おくのほそ道(上) (講談社文庫)殺人行おくのほそ道(上) (講談社文庫)感想
 5年前、麻佐子は叔父の芦名信雄と「おくのほそ道」を旅した。平泉から鳴子、そして尿前を経て尾花沢へと・・・
 叔父の妻隆子は、自ら経営する洋装店の事業に孤軍奮闘していた。叔父が事業に無関心だったこともあり、資金繰りに困っても相談などしたりはしないでいた。ある時、麻佐子は信雄名義の山林の大部分を、隆子が信雄に無断で売却していたことを知る。そのときから、麻佐子の調査がはじまった。下沢江里子の線から、高利貸しの岸井老人と出会い、隆子が岸井から借金していることを知り、また「経営状態が予想以上に悪い」とわかる・・・
読了日:05月30日 著者:松本 清張
収容所群島 6―1918―1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-12)収容所群島 6―1918―1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-12)感想
「いや、それにしても、真実というものは、いつもおとなしいもので、嘘が図々しく乗り出してくると、すぐひっこんでしまうものである。」
40年以上前、ハードカバーと文庫本の同時発売(原作者の希望により)された本を、やっと読了!達成感あり。
読了日:05月24日 著者:アレクサンドル・ソルジェニーツィン
収容所群島 5―1918―1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-11)収容所群島 5―1918―1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-11)感想
「・・・・・彼の場合、湯気のたつ粥(カーシャ)の幻も肉体も持たない《自由》をその念頭から取り去ることはできなかったのだ。
 もし私たち全員が彼のように誇り高く不屈であったならば、どんな暴君も持ちこたえられなかったであろう。」
 1953年スターリンが死にベリヤが失脚し、いよいよ雪融けが始まった・・・・
読了日:05月07日 著者:アレクサンドル・ソルジェニーツィン

読書メーター

2018/05/01

4月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1973
ナイス数:25

収容所群島 4―1918―1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-10)収容所群島 4―1918―1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-10)感想
「収容所はその従順な奴隷労働とその廉価さのために、二度と繰り返せないくらい有益なものだったのだ。いや、廉価のためというよりも、むしろまったく無料のためであった・・・・・」
アンナ・ペトローヴナ・スクリプニコワは言う「いえいえ、そういうわけにはいきませんよ!それぞれの罪に対して責任をとらなければならないんです!無実の罪で死んだ何百万人もの人びとに対していったい誰が責任をとるのですか?死んだスターリンですか?銃殺されたベリヤですか?それなのに、あなたは政治的に出世をするというのですか?」
読了日:04月30日 著者:アレクサンドル・ソルジェニーツィン
収容所群島 3―1918―1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-9)収容所群島 3―1918―1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-9)感想
「結局のところ、すべての計算をしてみるとゼロである。そのために二十五万のひとが生命を失ったのだ。」
「・・・もし私が今日生きているなら、それはあの晩、私の代わりに別の誰かが銃殺されたおかげである。・・・・」
読了日:04月24日 著者:アレクサンドル・ソルジェニーツィン
収容所群島 2―1918―1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-8)収容所群島 2―1918―1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-8)感想
「・・・はかないものを・・・財産や地位を追い求めてはいけない。そうしたものは何十年も神経をすりへらしてやっと手に入るものだが、一夜にして没収されてしまうのだ。」
読了日:04月18日 著者:アレクサンドル・ソルジェニーツィン
収容所群島 1―1918ー1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-7)収容所群島 1―1918ー1956文学的考察 (新潮文庫 ソ 2-7)感想
「では、私たちはどうすればいいのか?・・・・・いつの日か私たちの子孫は、私たちの何世代かを骨抜きの世代と名づけるだろう。・・・・・」スターリンとその取り巻きが行った恐ろしい行為に抗うこともなく、いつまでも従い続けたのはどうしてだろう?その答えは?
読了日:04月01日 著者:アレクサンドル・ソルジェニーツィン

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