1969年3月、ある地方都市の学生デモに飛び入り参加した。彼らがどのセクトに属していたかは分からないが、口々に「尊王・攘夷」と叫んでいた。尊王はともかく攘夷はないだろうと思いながら、頃合いを見計らって隊列を離れた。
あの年は、東大の入試が中止になったり、ベトナム戦争では、ソンミの虐殺が問題になったりしたが、そんなことより、自分自身にどう始末をつけるかということでいっぱいだった。
そういえば、同級生に「持続しない志」をもった、のちに、震災で原発が爆発した県の大学に入学した学生運動家がいたなあ。能書きは立派だった。しかし、「運動は、学生の特権だから、卒業したらやめる」そんな中途半端な奴の話にどんな説得力がある?バカヤロー。だが、そういった遊び感覚やゲーム感覚で、流行に乗り遅れまいとして参加していたのが、大多数だったんだろう。
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